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足がつる原因と対処法

誰もが一度は経験したことのある「足がつる」現象について説明します。

私もバレーボールをしていた頃、何試合もプレーしていたら突然「こむら返り」が起こりプレーができなかった経験があります。


【原因として】

  1. 運動による筋肉の疲労
    筋肉(腱)の中には筋肉が「伸びている」ことを伝える神経によるセンサー器官があります。
    このセンサー器官の信号により、脳は「これ以上、筋肉を収縮させるな」という抑制を受けています。
    筋肉が疲労を起こすと、センサー器官の電気的信号の量が低下して、筋肉を持続的に収縮する命令が脳から発せられてしまいます。
    「つっている」筋肉をストレッチすると「つり」が解除されて、元の状態に戻りやすいのはストレッチがセンサー器官の電気信号が出やすくするためです。
  2. ビタミンやミネラル不足
    ビタミンB1が不足すると筋肉が疲労しやすくなり、さらに神経の働きも低下します。
    筋肉疲労も神経の異常も筋肉の痙攣を起こす可能性がありますから、ビタミンB1の不足には注意しましょう。
    ビタミンB1は牛乳や卵、豚肉、豆類などに含まれています。
    神経の伝導はナトリウム、カリウム、カルシウムといった電解質(イオン)によりますから、スポーツドリンクや果物で運動前にしっかり補充しておきます。
    バナナはカリウムに富む食べ物ですから、試合の合間などに食べておくと、自動的に補充が出来ます。
  3. 水分の不足
    運動により大量の汗をかくことでミネラルとともに、水分も不足してしまいます。
    運動中はこまめに水分(ポカリスエットなどのイオン飲料水)を摂るといいでしょう。
    足がつりやすい人が就寝前にコップ一杯の水を飲んで寝たら、足がつらなくなった、または回数が減ったという実験結果もあります。
  4. 寝る時の姿勢(足の角度)
    持続的に足首を伸ばしている(ふくらはぎの腓腹筋を縮める)と足がつりやすくなります。
    冬は布団が重くなり足首が伸ばされた姿勢になるため、一因と考えます。
    また寝たままで、背伸びをする格好で急に腓腹筋を縮めると足をつることがあります。

    布団の重さで足首が伸びるとつりやすくなります。
    足首が伸びないように足元に物を置いておくのもGOOD。
  5. 筋肉が冷える
    プールに入った後や寒い中での運動は、柔軟性が低下しているためつりやすくなります。
    運動前のウォーミングアップや後のストレッチを念入りに。
    運動に限らず寒い時は就寝中でも起こりやすいです。
    足元に湯たんぽを置いて温めるといいでしょう。

【対処法】

つってしまった場合、収縮している筋をゆっくり伸ばすと治ります。

ふくらはぎの他に足底の筋(土ふまず)も起こりやすい場所です。(正坐の時)


タオルをかけて引っ張ると楽に伸ばせます。


普段から角材などにつま先を乗せて伸ばす習慣をつけましょう。