筋肉がついて姿勢が良くなると、骨盤や背骨が矯正され、腰痛が緩和されることが期待できます。
理由は大腰筋や腹筋、背筋を鍛えることによって、背骨や骨盤を正しく支えることができるからでしょう。
また腰椎から骨盤にかけての姿勢が安定し、腹部をとりまく腹筋群が活動することで、内臓の下垂も防止してくれます。
筋肉を鍛えたら普段の生活の中でも、食事中は背筋をまっすぐに伸ばす、イスに腰掛ける時は深く座って大腰筋を意識して背筋を伸ばすこと等を意識すると、安静時代謝がさらに高まることも期待できるでしょう。
筋肉の血行がよくなると、冷え症、肩こりなどはかなり改善するはずです。
また便秘症の人にも効果が期待できます。
便秘の一因は、骨盤の状態にあるという説があります。
骨盤が後ろに寝た状態になると、腹筋群が緩んで内臓が下がり腸を圧迫します。
圧迫された小腸や大腸などの消化管は本来の活性が低下し、便秘を引きおこすという考えです。
直接的にも、排便の際には腹筋がはたらいて腹圧を高めます。
ですから、これを鍛えることで、排便が楽になり便秘症の改善につながる可能性は高いでしょう。
継続的なトレーニングによって、体そのものの改善に成功できれば、間違いなく大きな自信につながります。
自信は前向きな精神状態をつくり出し、ストレスに打ち勝つことにもつながるのです。
《一生太らない体のつくり方》 参照