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体脂肪の役割

なにかと悪者扱いされる「体脂肪」ですが、

脂肪は人間の体にはなくてはならないものであり、少なすぎると命の危険を伴いますし、

多すぎると高脂血症になりやすく脳血管障害の危険度が増します。

 

では体脂肪の役割は、

①エネルギーの備蓄すること

 栄養素が1gあたりに蓄えることができる熱量は、糖質やたんぱく質が4kcal に対し、

 脂質では9kcal もあります。

 (よく山で遭難した時に、ふくよかな人の方が生きながらえるというケースです。)

 

②細胞膜をつくる

 細胞膜がリン脂質でできているように、脂肪は体の中の細胞をつくる重要な物質の材料です。

 すなわち脂肪がなくなれば細胞もなくなってしまい、生きていくことができなくなります。

 

③性ホルモンや副腎皮質ホルモンをつくる

 男性ホルモンや女性ホルモンのような性ホルモンや、

 副腎皮質ホルモンであるコルチゾールやアルドステロンなどは脂肪でできています。



では体脂肪はどれくらいあればいいのでしょうか?

「不可欠脂肪」といって、これ以上なくなると命に関わる体脂肪の量で、

男性では4%、女性では12% と言われています。

女性の数値が高いのは妊娠・出産に大きくかかわってくるからです。

女性の場合12%を切ると生理が止まると言われていますが、これも子供を産み

育てることができなくなる警告と考えられます。

 

女性のトップアスリートの中には8%くらいまで落としている選手もいますが、

世界レベルで戦える体を手に入れるかわりに、女性ホルモンの分泌が悪くなり、

骨粗しょう症になる危険もあります。

激しい運動を続けた結果、疲労骨折になり本来の力を出し切れないこともあるのです。

 

◎一般的な女性で体脂肪を落としたいなら17〜20%を目安に

一般的な女性で本格的にスポーツをしていないなら、そこまでストイックに体脂肪率を極める必要はありません。

女性で体脂肪率が20%を切れば、筋肉のラインが見えてきてシャープさが出てきます。

一般的に女性の体脂肪率は22〜23%が理想といわれますが、20%以下を目標にするのがオススメ。

女性で体脂肪率20%を切った体というのは、余計な脂肪やたるみとは無縁の状態。メリハリのある引き締まったラインです。

女性が体脂肪率20%切るには、ランニングなどの消費カロリーの高い運動に加えて、バランスのよい食事を摂る必要があります。

加えて、食べる量や質にも制限が必要になってくるでしょう。個人差はありますが、簡単にいうなら「生活様式がガラッと変わるくらい」のことをする必要があります。