今回の内容は女性必見です。
ウエストを引き締める上で重要なのは、深部腹筋その中でも大腰筋を使うことです。
大腰筋は脊椎の横から大腿骨の内側に付く筋肉で、股関節を屈曲させたり、姿勢保持の上で重要な筋肉です。
大腰筋を意識したトレーニングとは、踏み台昇降運動のように、階段を上る動作で使われます。
効果的なのは、階段を一段とばしで上がっていくのがいいでしょう。
それか太ももを前に引っ張るようなイメージで大またで歩く。
自宅なら、太ももが床と平行になるくらいまで上げて、その場で足踏みをします。
最初は50回からはじめ、300回くらいを目標にしましょう。
大腰筋を意識したトレーニングをすると、その周辺の脊柱起立筋や大殿筋、中殿筋といったコアマッスルも使うことになります。
その結果、前や後ろに倒れていた骨盤がまっすぐ立ち、本来あるべき位置に戻ってくるのです。
骨盤の姿勢が良くなると、内臓の位置も矯正されます。
内臓の位置が変わると、便秘や冷え症、むくみが改善されていきます。
そして下半身の代謝そのものが良くなります。
血行や代謝が良くなれば、エネルギーが逃げやすくなり、脂肪が落ちやすくなります。
そうなったら今度はおなか全体の筋肉を使うトレーニングをしたり、エアロビクスで脂肪を燃焼する運動を加えて下さい。
こうして段階を踏んでトレーニングをしていけば、効果は非常に大きくなります。
そして大腰筋は姿勢保持においてもとても重要で、大腰筋がしっかりとはたらくことで、背骨(腰椎)の前弯を維持できるのです。
言いかえれば、この筋肉がはたらかないと、腰椎は後弯し腰から背中までが丸くなってしまう姿勢になりやすいのです。
骨盤があるべき位置にあり、深部の筋肉(コアマッスル)を鍛えるトレーニングを続けていけば、代謝も良くなりウエスト回りのサイズも変わっていくでしょう。