私の整骨院では、幅広い年齢層の患者さんが来院されます。
下は2歳くらいから、上は80歳くらいでしょうか。
幼児期(2歳〜5歳頃)によくある腕の痛みとして肘内障というケガがあります。
肘関節の亜脱臼です。
原因としては、子供の手を親が引っ張った時や、友達と遊んでいて腕を伸ばした時などによく起こります。
その後子供さんは腕を動かすと痛みが出るので、よく手首を捻ったとか、肩を痛めたかもしれないと親御さんが連れて来られますが、転んだとかの外傷がない場合は、まずこの肘内障を疑います。
幼児期に多いのは、まだ骨の成長の途中で、腕に2本ある骨のうちの外側(親指側)の橈骨という骨の骨頭が完成されていないため、輪状の靭帯から骨の先端が抜けてしまうため痛みが出るのです。
肘内障は我々柔道整復師には、得意中の得意の症例です。
ほとんどのケースで1分くらいで整復できます。
その後は普段通り腕を動かすことができます。
安心してご来院ください。